【映画】6才のボクが、大人になるまで
年末に心に触れたもの2つめ。
これも、気に留めず空いた時間に観る映画を探していて、たまたま行く事にしたのですけど。
でも、でも、まさかの大好きなリチャード・リンクレイター監督の作品!を見つけて!!!しかも時間も場所もぴったりで!!!!静かに大騒ぎでした。
公開とか知らなかったのって感じですけど(笑)
よく見たら誕生日に公開だった嬉しい!!
この監督は、これまた大好きな「ビフォア」シリーズを撮った監督。
「ビフォア・サンライズ」では苦しくなるほどロマンチックな気持ちを体験させてもらい、「ビフォア・サンセット」では大人の苦しくて不自由な恋愛を体験させてもらい、「ビフォア・ミッドナイト」では結婚生活の苦しさ生々しさやリアルな生活を体験させてもらい、結構色々な影響を与えてくれた映画なのです。
私の周りの人、貸しますからぜひ観てください♡
で、この映画は、12年間同じキャスト・スタッフで撮影された、時間の途切れを感じさせない映画です。映画も160分くらいあって結構ボリューミー。
普通は成長の過程で俳優さんも変わってしまって、ぶつ切り感が出てしまうのだけど、この映画はそれがない。刻々と時間は過ぎるけど、すごく自然に進みます。すごい事ですよね。
映画的に息をのむような大事件が起こる事はなくて、一つの家庭にとっては、その家庭の子供にとっては、一つ一つが大事件であるような両親の離婚・再婚・転校・失恋とか、そういった出来事が起こる。それでもどうにか大人になっていく。成長して、大学生になって、親元を離れる。これを子供・両親・・・色んな人の目線から見せてくれます。
日本とは違う文化だけど、多分、どこにでも起こりうる話がテーマなだけに、誰が観てもきっと何かしら疼く出来事を思い出すことがある気がします。
あと、今この年齢(26才)で観たからこそ、子供側・親側の目線どちらにも固執せず観られたので、タイミング的にもすごく良いと思います。私たちが自立した後は、両親はこう思ったのかなって、思うと思う。
退屈だと思う人もいると思うので、SFとか好きな方は厳しいかもしれません(笑)
オリヴィア(お母さん)の最後のシーンはもちろん印象的ですが、全てを受容して生きていたメイソンが、父親に一度だけ主張するシーンが私は苦しくなりました。ぎゅっとなった。子供って、そうだったなって。
またDVDを買うのです。
休日の午前中に観るよりは、私は個人的には10時頃とかにお酒を飲みながら観たい映画だと思いました。
とっても良い時間を偶然過ごせて、嬉しかったなあ♡
最近のBMWのCMでBGMがミスチルだってことに違和感を隠せない私でした。
それでは、いってきます(ベッドに)!
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