【映画】そして父になる
少し今更だけど、観た。
病院での赤ちゃん取り違えを、子供が小学校に入るときに知らされる2つの家族。
それをどうしていくかって、福山雅治さん主演で父目線で描かれた映画。監督は是枝裕和さん(なんていうざっくりとした説明)。
大人って何て勝手なんだろうと苦しくなって、子供ってその中で生きて行くことしかできなくて、選ぶこともはい出すことも拒否することも一定年齢まではきっとできなくて、とても観ていて苦しくなった。
父親と母親の思考は、きっと永遠に相容れないのだと思うの。この映画の中に限らず。でもだからこそ、それを補填して一緒にいることが大事なんだと思う。上手いこと合致させることができれば。
一緒に観ていた人に、自分だったらどっちの子供を選ぶ?と言われたときに、今の私は真っ先に、血が繋がっていなくても育ててきた子を選びたいと思ったし伝えたけれど、それは実際に直面したらどうなるんだろう。血の繋がっているということはとても重大なことなのだと思うけれど、それ以上に一緒にいる時間や理解し合える感覚もあると思う。私はまだ何か大事なものが見えていないのかしら。
でも、良い映画。観終わって、ほっとした。
どの家庭にも、家庭にしか分からないルールや良さがあるんだと思いました。
リリーフランキーさん(変換したら孵卵器ーってなった嘘でしょ)の父親像がとにかく素敵で、のびのび子供が育っていてぎゅっとなった。裕福ではないかもしれないし、それが最終的な幸せなのかって疑問に思う人もいるけど(私だって思う)、何か身を以て生き方を示してくれている気がする。とても人間らしい感覚だった。
きっと、海街diaryは観に行かないけれど、またこうして突然テレビで出会えたらしっかり観ます。邦画っていつもそうなってしまうのよね。
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