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one small touch。日々の思考や行動に一手間加えることで、素敵な女性にね。私はなりたいです。

【映画】バードマンとエドワード・ノートン

こんばんは、とっても久しぶりです。

職場も異動して、身の回りの環境も立場も一変して、なかなか今までの私史上ハードな日々を過ごしています。その反面、家に帰れば穏やかで、新しい家族とは不思議なものですね。

 

少し前に見た、映画「バードマン」について。

言わずと知れた、今年度アカデミー賞受賞作品!

大好きなリチャード・リンクレイターの「6才のボクが大人になるまで」に勝ると評価された作品で、個人的に何故だか悔しい気持ちになりながら、公開をずっと待ってました。

 

特に観たかった理由は、単純に映画がワンカットで撮影された風になっているということが一番大きくて。2時間前後の映像を切れ目なく続く一つのシーンに見せる撮影って、映画としてというよりも単純な映像作品として興味があったのですが。

 

一度でも栄光を見た人(特に男性)は、特に忘れられない気持ちがあるのだろうな。

忘れられない景色って、私も何回かあるけれど、それに固執してしまったら生きづらくなってしまいそう。

そういう渋い話をお酒飲みながらしてくれたら、それこそ世の20代女子は結構そこが格好良く見えてしまったりして、弱っている男性こそ好きになってしまったりして。なんて(笑)

 

でも、そういうこと、あると思います。

私は今の相葉雅紀さん主演の「ようこそ、わが家へ」のお父さん(寺尾聰)と西沢さん・シルビアちゃん(山口紗弥加)も勝手に同じ目で見ています。最高。

 

話がそれたけど、バードマンで特に印象的だったことと感想。

・オープニングがとにかくお洒落。

SNS上で存在しない人間は存在しないも同じ。そうか、そうかもしれないけど、それは寂しい時代だな。

・年を重ねると、若かりし頃の目玉が欲しくなるのか。その目で見る世界を目にしたくなるんだって。納得。

・批評家って、確かに身を削って作品を作り上げたりはせずに遠くから感想を述べるだけ。パフォーマーからしたら疎ましい存在なのかもしれない。でも、今って、それこそSNSが発達しすぎていてそこかしこに批評家(気取り含む)がいるから、良くも悪くも話題になることも多そう。

・いやいやいやいや、エドワード・ノートンが出ている!!!と、終わってから気付く。

 

エドワード・ノートンはね、「真実の行方(1996年)」でデビューした俳優なのだけど、もう、そのラストシーンを観てから怖くて怖くて仕方ない俳優になったんです本当に。その人が、出ていた!

(ラストシーンの映像も落ちていたけれど、それはさすがに映画を通して観て欲しいので、一部シーンのみ…怖い…)

youtu.be

かつての栄光にすがりつくマイケル・キートンが脅威を感じる演技力を持つ若手(?)俳優をエドワード・ノートンが演じるなんて(気付かなかったけど)、もうそれはそれはピッタリだと思った訳でした。

 

バードマンよりももはや「真実の行方」をぜひ観て欲しい(笑)

参考に張ったリンク観てもらうと、この短い映像を観るだけで狂気を感じて本当に彼がどれなのか分からなくて、とても怖い。とにかく観て欲しい。名優すぎて眠れない。

 

何はともあれ、バードマン、嫌いな人は意味分からなくてイライラしてしまうかもしれないけど、ポニョとかアリエッティとか、そういうものが大丈夫な人は観られるのではないかな(笑)私はじわじわと好きになったので。

 

あと、大人の男性はやっぱり、私たちとは違う感想を持つのかな。

でもこういう素直なすがりつく感情は、私たちには見せてくれないのだろうな。

 

結果、良かったです。バードマン素敵。

無知がもたらす予期せぬ奇跡、あると思います。

 

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