【映画】桐島、部活やめるってよ
どっちも今更です。
学生時代の誰もが感じる違和感の中の同調、ものすごく普通の日常の中で渦巻いている個々の感情、それぞれの正義、無力感、頑張ったって敵わないと思う絶望、そういう一つ一つにぎゅっとなる映画。
私が桐島の代わりを任されたとしても、これが限界なんだと泣いて叫ぶと思う。
私がそれを見守る女だとしたら、限りない自己満足でも同じく付き添っていたいと思う。
私が居なくなることを聞かされていなかった彼女だとしても、自分の存在の意味を問いながら悲しむと思う。
私が桐島の居なくなることを聞かされていなかった親友だとしても、寂しくて一人で泣くと思う。
私が付き合う彼氏をこっそり見ている女がいたとしても、同じタイミングで見せつけてやりたいと思う。
私が絶対に叶わないであろう相手を好きになったとしても、遠くから見守っていたいと思う。
全て、高校生だったら。
今だったら、そこまで全身全霊でぶつかれない。
そんなヒリヒリする気持ちを思い出させてくれる。
私が自分の意志を貫いて映画を撮ったとしたら、強く見える者たちに立ち向かえるかな。
そして私はつくづく学生が主人公の映画が好きだなあ。どれだけ中二病なのかしら。
「ONE DAY」
この二つは、ちっとも響きませんでした。
前者はただの女たらしが(初めは)冴えない女(アンハサウェイ)を振り回しすぎてそれでも10年とか待ってくれてるものだからボロボロになった挙句結婚して(そこまでで既にものすごくむかつくしどうでもいい)、そこからはもう何か別の話。あんまり運命的な関係って素敵みたいなことは思えませんでした。初めっから大事にしろよって。
後者はジュリアロバーツのPVみたいな映画。イタリアインドバリと旅をするけど、本当に入り込めず、インドを旅行するシーンは一瞬も観れず寝てしまいました。でも瞑想は大切だと思う瞑想信者です。
最近、脳の切り替えがヘタクソになって、ちょっと息苦しいときがある。
休憩上手になりたいなあ。